シミ対策☆

クリーニングハトヤ

2011年03月08日 17:27

こんにちは
シーズン日田店の古川です。

スッキリと晴れて小鳥も鳴いていますが、まだまだ風が冷たく、しかも花粉も飛散
しているようで、花粉症ではない私でも何となくむずむずします

春から夏にかけて(気が早いですが)、化粧品業界では
シミ対策の打ち出しが大きく行われますよね

バッグや靴でも、シミに悩む方は多くいらっしゃいます
革製品は、雨や雪に濡れたり、カビが生えたりするとシミになりやすいという
弱点があります
濡れてすぐに対処すればほぼ目立たなくなりますが、クッキリとシミになると、
当店ではカラーリングでの対応になります

before


すこしわかりにくいかもしれませんが
下の方に丸いシミが出来ていました。
もともとムラのある色味でしたが、
シミを隠したいというご要望でした。


after

完成です
これまたわかりにくいかもしれませんが
元の色より濃くなっているんです


お客様のご了承の上ですが、シミが出来るとその部分は周りより濃くなってしまい、
カラーリングで馴染ませるには、やはり濃い目の色を使用しなければなりません
(あくまでも当店の方法ですが・・・)



こちらが、当店で使用している塗料の一部です
油性塗料と水性塗料があり、
革の種類によって使い分けます


今回のバッグは水性塗料を使用し、最後に補修カラーという、以前少し紹介したチークのような
働きをする塗料で仕上げています
また、ステッチにもマスキングテープなるものを貼り、塗料がつかないようにしていました
せっかくの白いステッチなので残しておきたいですよね

カラーリングは、染色とは違って色を吹き付ける方法なので、どうしても
革の風合いを損なってしまうものです
なるべく見た目を再現できるような塗料の使い分けをしていますが、正直を申しまして
難しいなと思う事もあるのが事実です
日々勉強ですね

お客様の期待と私たちの仕上がりに差が無いよう、また、期待を上回れるよう
頑張ります(^^)/