2011年03月02日

皮革も十人十色(^_^)

こんにちはface02
シーズン日田店の古川です。

風は冷たいですが、太陽が出てきてくれましたねicon01
青空がきれいですicon97
ひな祭りが開催されている日田市豆田町も賑やかなようですicon64

さてicon53これまで革製品について、ケアや修理のことをお話ししてきましたが、
最近店頭に並んでいるものは、実は合成皮革のものもたくさんあるんですicon194
皮革も十人十色(^_^)
合成皮革とは
基布に樹脂や塩化ビニールなどを付着させて
天然比較類似の風合いにしたもの
をいいますicon53


本革よりも軽く、水に強い(というか、濡れてもシミにならない)、安価で手に入る
などのことから、需要も高くなってきていますicon14
製造側としても、コストを抑えられていいのだと思いますicon53

私も合成皮革のバッグなどを使いますが、この仕事をするまでは
正直意識していなかったし、本革との見分けも付きませんでしたface11
今では区別もつくようになりましたが、とはいえ新品の靴なんかでは、時々本革に
見間違えるものもあるほど、作りが精巧になっているように感じますface01
キズやハガレがあればすぐにわかりますが、触ったり、匂いを嗅いでみたり、
端の方を見て区別することもありますicon53

丈夫で低価格な合成皮革ですが、本革がシミになったりひび割れなどのトラブルを
抱えるように、合成皮革にもデメリットはありますface14

水に強いと言われてはいますが、空気中の水分と結合して劣化が進む「加水分解」
という現象が起こりますicon10
汚れた時には、硬く絞った布で水ぶきする程度にしましょうicon194
本革と同じく湿気は大敵なのですicon88

合成皮革のバッグをお持ちの方で、内側がベタついて剥がれてしまったという経験をした方も
いらっしゃるかと思いますicon198
合成皮革の寿命は3年から5年と言われていますicon53
これは、バッグになって3年でも、購入してから3年でもなく、
合成皮革という素材になってから3年から5年という意味なんですicon23
ベタつくのは、こうして経年劣化が進んでいるからなのですicon41

仕舞う時には、バッグの中に乾燥剤を入れたり、不織布に包んだりしましょうicon194
また、バッグ同士を重ねてしまうのも良くありませんicon10
型崩れしますし、湿気がこもってしまいますicon11

本革に比べたら安っぽく見えたり、商品によっては基布が見えてしまっていて、合成皮革だと
すぐにわかってしまうものもありますが、デザインが良いとか、この色が良いとか、
気に入る所があるのなら、合成皮革でも良いと思うんですicon59
靴ならとことん履き倒すicon67
バッグならとことん使いまわすicon67
くらいの勢いでいいと思いますface15
3年なら、大事に大事に仕舞っておくよりも使った方が断然いいですよねface03
本革は、その人に馴染んで風合いが出てきたり、色味が加わっていく楽しみも
あるでしょうicon53

どちらにしても、きちんとケアすることが大切ですicon12
ケアしなければ、本革も合成皮革も関係なく痛む一方ですface07
高かったからとか安かったからというよりも、気に入った物を大切に
していきたいですねface02



Posted by クリーニングハトヤ at 18:29│Comments(0)
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