2011年03月02日
皮革も十人十色(^_^)
こんにちは
シーズン日田店の古川です。
風は冷たいですが、太陽が出てきてくれましたね
青空がきれいです
ひな祭りが開催されている日田市豆田町も賑やかなようです
さてこれまで革製品について、ケアや修理のことをお話ししてきましたが、
最近店頭に並んでいるものは、実は合成皮革のものもたくさんあるんです
合成皮革とは
基布に樹脂や塩化ビニールなどを付着させて
天然比較類似の風合いにしたもの
をいいます
本革よりも軽く、水に強い(というか、濡れてもシミにならない)、安価で手に入る
などのことから、需要も高くなってきています
製造側としても、コストを抑えられていいのだと思います
私も合成皮革のバッグなどを使いますが、この仕事をするまでは
正直意識していなかったし、本革との見分けも付きませんでした
今では区別もつくようになりましたが、とはいえ新品の靴なんかでは、時々本革に
見間違えるものもあるほど、作りが精巧になっているように感じます
キズやハガレがあればすぐにわかりますが、触ったり、匂いを嗅いでみたり、
端の方を見て区別することもあります
丈夫で低価格な合成皮革ですが、本革がシミになったりひび割れなどのトラブルを
抱えるように、合成皮革にもデメリットはあります
水に強いと言われてはいますが、空気中の水分と結合して劣化が進む「加水分解」
という現象が起こります
汚れた時には、硬く絞った布で水ぶきする程度にしましょう
本革と同じく湿気は大敵なのです
合成皮革のバッグをお持ちの方で、内側がベタついて剥がれてしまったという経験をした方も
いらっしゃるかと思います
合成皮革の寿命は3年から5年と言われています
これは、バッグになって3年でも、購入してから3年でもなく、
合成皮革という素材になってから3年から5年という意味なんです
ベタつくのは、こうして経年劣化が進んでいるからなのです
仕舞う時には、バッグの中に乾燥剤を入れたり、不織布に包んだりしましょう
また、バッグ同士を重ねてしまうのも良くありません
型崩れしますし、湿気がこもってしまいます
本革に比べたら安っぽく見えたり、商品によっては基布が見えてしまっていて、合成皮革だと
すぐにわかってしまうものもありますが、デザインが良いとか、この色が良いとか、
気に入る所があるのなら、合成皮革でも良いと思うんです
靴ならとことん履き倒す
バッグならとことん使いまわす
くらいの勢いでいいと思います
3年なら、大事に大事に仕舞っておくよりも使った方が断然いいですよね
本革は、その人に馴染んで風合いが出てきたり、色味が加わっていく楽しみも
あるでしょう
どちらにしても、きちんとケアすることが大切です
ケアしなければ、本革も合成皮革も関係なく痛む一方です
高かったからとか安かったからというよりも、気に入った物を大切に
していきたいですね
シーズン日田店の古川です。
風は冷たいですが、太陽が出てきてくれましたね
青空がきれいです
ひな祭りが開催されている日田市豆田町も賑やかなようです
さてこれまで革製品について、ケアや修理のことをお話ししてきましたが、
最近店頭に並んでいるものは、実は合成皮革のものもたくさんあるんです
合成皮革とは
基布に樹脂や塩化ビニールなどを付着させて
天然比較類似の風合いにしたもの
をいいます
本革よりも軽く、水に強い(というか、濡れてもシミにならない)、安価で手に入る
などのことから、需要も高くなってきています
製造側としても、コストを抑えられていいのだと思います
私も合成皮革のバッグなどを使いますが、この仕事をするまでは
正直意識していなかったし、本革との見分けも付きませんでした
今では区別もつくようになりましたが、とはいえ新品の靴なんかでは、時々本革に
見間違えるものもあるほど、作りが精巧になっているように感じます
キズやハガレがあればすぐにわかりますが、触ったり、匂いを嗅いでみたり、
端の方を見て区別することもあります
丈夫で低価格な合成皮革ですが、本革がシミになったりひび割れなどのトラブルを
抱えるように、合成皮革にもデメリットはあります
水に強いと言われてはいますが、空気中の水分と結合して劣化が進む「加水分解」
という現象が起こります
汚れた時には、硬く絞った布で水ぶきする程度にしましょう
本革と同じく湿気は大敵なのです
合成皮革のバッグをお持ちの方で、内側がベタついて剥がれてしまったという経験をした方も
いらっしゃるかと思います
合成皮革の寿命は3年から5年と言われています
これは、バッグになって3年でも、購入してから3年でもなく、
合成皮革という素材になってから3年から5年という意味なんです
ベタつくのは、こうして経年劣化が進んでいるからなのです
仕舞う時には、バッグの中に乾燥剤を入れたり、不織布に包んだりしましょう
また、バッグ同士を重ねてしまうのも良くありません
型崩れしますし、湿気がこもってしまいます
本革に比べたら安っぽく見えたり、商品によっては基布が見えてしまっていて、合成皮革だと
すぐにわかってしまうものもありますが、デザインが良いとか、この色が良いとか、
気に入る所があるのなら、合成皮革でも良いと思うんです
靴ならとことん履き倒す
バッグならとことん使いまわす
くらいの勢いでいいと思います
3年なら、大事に大事に仕舞っておくよりも使った方が断然いいですよね
本革は、その人に馴染んで風合いが出てきたり、色味が加わっていく楽しみも
あるでしょう
どちらにしても、きちんとケアすることが大切です
ケアしなければ、本革も合成皮革も関係なく痛む一方です
高かったからとか安かったからというよりも、気に入った物を大切に
していきたいですね
Posted by クリーニングハトヤ at 18:29│Comments(0)